カジノを含む統合型リゾート・ＩＲの区域整備計画の是非を審議している、４月臨時和歌山県議会は、きょう（２０日）最終日を迎え、午前中に急きょ開かれたＩＲ対策等特別委員会で、県当局の過去の答弁に虚偽の内容があったとして、調査を行うため百条委員会の設置をはかるとするきのう（１９日）の決定を、一転して取り下げました。

特別委員会は、本会議開会後のきょう午前１０時半に開かれ、自民党県議団の吉井和視(よしい・かずみ)委員が「百条委員会の設置で組織を追求するということよりも、個人の責任の所在を追求することになりかねない」と述べ、百条委員会の設置を取り下げるよう提案しました。

そのほか多くの委員もこれに同調し、採決の結果、賛成多数で、きょうの本会議への百条委員会の設置の提案を、一転して取り下げることが決まりました。

４月臨時県議会は、きょう午後、本会議が再開する予定で、ＩＲ整備計画について最終の採決が行われます。