【新型コロナ】新規感染247人感染 クラスター4例

2022年04月19日 19時44分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(4/19)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに247人を確認したと発表しました。新たに4例のクラスターが発生し、県内の累計感染者数は、死亡した111人を含めて3万3430人となりました。

和歌山県内の感染状況を説明する野尻技監(2022年4月19日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの男女247人で、きのう(4/18)より50人増えましたが、前の週の火曜日より137人減りました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が、きのうより14・8ポイント下がって212・5人となった一方、保健所別では、新宮保健所管内が307・5人となり、過去最多を更新しています。

きょう感染が判明した247人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が115人、橋本が36人、新宮が29人、田辺が20人、湯浅が18人、御坊が11人、岩出が10人、海南が7人、県外が2人となっています。

現在、入院しているのは177人で、コロナ用病床の使用率は29・6%、自宅やホテルで療養している人は1559人となっています。

また、きょう、県内で300例目から303例目までの4つのクラスターが認定されました。このうち、田辺保健所管内の中学校では、生徒と職員7人の感染が判明していますが、職員の一人は、今月7日から喉の痛みがありましたが、そのまま4日間、勤務していました。また、これまでに職員と利用者あわせて5人の感染が判明している和歌山市の通所介護事業所では、職員が勤務のあと、発熱と咳の症状を訴えていたほか、職員と園児あわせて6人の感染が判明した御坊保健所管内の幼稚園では、感染した職員が2人ともワクチン接種を一度も受けていませんでした。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「症状があれば、まず検査をして出勤しないでほしい。また発熱する前には、何らかの症状が出ると思うので、軽微な症状にも留意してほしい」と指摘し、「幼稚園や保育所の子どもたちは、ワクチンを打っていないので、子どもと接する仕事に従事する人は、ワクチンの3回接種をお願いしたい」と呼びかけました。

また、一日の感染者数が前の週より137人減少したことについて、野尻技監は、「検査数が増えていないことから症状が出ても受診しない人がいる可能性があり、まだまだ予断を許さない状況。若い人は、症状が軽くて済む可能性が高いが、周囲に広がる恐れがあるので、症状があれば受診し、感染が判明すれば、自宅療養などにつなげてもらいたい」と話しています。

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