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【参院選】共産党・新人の前久氏が立候補表明

2022年04月18日 17時44分

政治

ことし(2022年)7月に予定されている参議院選挙の和歌山県選挙区に、共産党の新人で、党の県常任委員の前久(まえ・ひさし)氏65歳が、きょう(18日)立候補を表明しました。

前氏は、1956年6月、古座川町(こざがわちょう)出身で、県立古座高校や南九州大学を卒業後、和歌山西部民主商工会の職員を経て、1986年から共産党県委員会の職員になり、党の北部地区委員長などを歴任したあと、2012年からは党の県常任委員を務めているほか、県・国政対策委員長も務めています。

この間、1992年と95年の参議院選挙で和歌山県選挙区から立候補しましたが、いずれも落選しています。また、2019年の参議院選挙では立候補表明をしましたが、そのあと、当時無所属の野党統一候補を擁立したため、調整の結果、出馬を取りやめています。

きょう夕方、和歌山県庁で開かれた記者会見で前氏は「ウクライナ侵攻をはじめ、社会保障や教育予算削減に反対する。和歌山県で誘致が進められているIRカジノも、県民から多くの反対意見があり、阻止すべき。コロナ対策や消費税5%減税を進めるとともに、岸田政権を大きく追い込んで党を増勢し、次の衆議院選挙で政権交代につなげ、今度は、自分が野党統一候補になれるよう頑張る」と意気込みを語りました。

7月の参議院選挙・和歌山県選挙区には、このほかに、自民党の現職・鶴保庸介(つるほ・ようすけ)氏55歳と、「NHK受信料を支払わない国民を守る党」の新人・遠西愛美(とおにし・まなみ)氏37歳も立候補する予定です。

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