仁坂知事「今回IR申請逃せば県民の期待に応えられない」
2022年04月18日 20時21分
カジノを含む統合型リゾート・IRを誘致している和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、今月(4月)28日に国の提出期限が迫る、和歌山県のIR区域整備計画に関連して「仮に、万が一、今回、国の審査が不合格になっても、和歌山が再チャレンジのチャンスを逃すことにはならない」と自信を見せました。
仁坂知事は、きょう開かれた4月臨時県議会で、自民党県議団の山田正彦(やまだ・まさひこ)議員からの一般質問で、県が提出したIR区域整備計画に対する意気込みを改めて問われました。
仁坂知事は、この中で、ある有力者から直接聞いた話として「事業者のクレアベストニームベンチャーズの計画では、国から不合格を受けるばかりか、3年ぐらい認定の可否が出ず、その間に二次募集が有った場合に和歌山が再チャレンジする機会を失うから、今回は申請しない方が良い」とする忠告を受けたことを明らかにしました。
その上で仁坂知事は「国が3年も認定の可否を出さないとは考えられないし、いま申請者が少ない中ですぐに二次募集があるとも思えない。仮に、万が一、今回、国の審査が不合格になっても、和歌山が再チャレンジのチャンスを逃すことにはならない。今回、申請を見送ればIR誘致を臨む県民の期待に応えられない。現在の計画は国の審査に耐えられる」と述べ、強い自信を示しました。