近鉄百貨店で「十四代 今泉今右衛門展」20日から

2022年04月21日 11時19分

イベント歴史・文化

江戸時代、佐賀の鍋島藩(なべしまはん)に重宝されたやきもの「色鍋島(いろなべしま)」の大家(たいか)で、人間国宝の「十四代 今泉今右衛門(いまいずみ・いまえもん)」の作品展が、今月(4月)20日・水曜日から、和歌山市の近鉄百貨店・和歌山店で開かれています。

十四代 今泉今右衛門さんは、1962年、有田焼(ありたやき)のふるさと・佐賀県有田町(ありたちょう)で生まれ、武蔵野美術大学を卒業後、父親で十三代 今泉今右衛門に師事し、江戸時代から伝わる伝統的な白抜きの技法「墨(すみ)はじき」を発展させた「雪花(せっか)墨はじき」を編みだし、色鍋島の世界に新風を吹き込みました。2002年、十四代 今右衛門を襲名し、伝統を守り続けています。

作品展では、今右衛門さんの手掛けた花瓶や皿、鉢、香炉などの優雅で格調高い作品70点あまりを一堂に集めて、人間国宝の技を堪能できます。

7年ぶり3回目となる「人間国宝 十四代 今泉今右衛門展」は、26日まで、近鉄百貨店和歌山店5階の画廊で開かれます。期間中、23日と24日には、今右衛門さん本人が来店します。

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