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田辺市・闘鶏神社の「御田祭」

2022年04月15日 19時15分

歴史・文化

田辺市の世界遺産・闘鶏(とうけい)神社で、きょう(15日)御田祭(おんださい)が開かれ、馬を連れた神職や氏子たちが、神社から江川(えがわ)漁港まで練り歩きました。

江川漁港に向けて練り歩く神馬(4月15日・田辺市江川)

闘鶏神社の御田祭は、田辺市本宮町(ほんぐうちょう)の世界遺産・熊野本宮大社の例大祭が開かれる4月15日にあわせて開かれています。

毎年7月の闘鶏神社の例大祭「田辺祭(たなべまつり)」を締めくくる行事のひとつ「流鏑馬(やぶさめ)」で用いられる馬を清めるもので、白装束の神職や氏子らが、けさ、闘鶏神社の馬場を出発し、市内中心部の屋敷町(やしきまち)を通って、会津川(あいづがわ)河口の橋を渡り、かつて潮垢離場(しおごりば)のあった田辺湾に面する江川漁港まで、ゆっくりと練り歩きました。

一行は漁港内にある稲荷(いなり)神社を参拝したあと、ふたたび闘鶏神社に戻りました。

闘鶏神社に建てられた御田祭の幟(4月15日・田辺市東陽)

御田祭は、かつて、熊野本宮大社とゆかりの深い田辺市内の複数の神社が参加していましたが、現在では闘鶏神社のみとなっています。

きょうは、田辺祭が始まる7月24日からちょうど100日前にあたり、御田祭が行われると、田辺祭の準備が本格的に進められます。

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