熊野本宮大社で湯登神事

2022年04月13日 19時10分

歴史・文化

田辺市本宮町(ほんぐうちょう)の世界遺産・熊野本宮大社の例大祭が、きょう(13日)から始まり、父親に肩車された稚児(ちご)の行列が熊野古道などを練り歩く「湯登神事(ゆのぼりしんじ)」が営まれました。

湯登神事は、子どもの健やかな成長を願う祭りで、稚児は、神事の時以外は足を地面につけてはならず、移動の際は父親が肩車をします。

ことし(2022年)は、新型コロナウイルスの感染防止のため、2歳から4歳の5人に参加を制限して行われました。

熊野本宮大社を出発した稚児は、温泉で身を清めたあと、神様が降臨した証とされる「大」の文字を額に書かれ、狩衣(かりぎぬ)姿で神事に臨んでいました。

田辺市の40代の男性は4歳の長男と参加し「地元の伝統的な行事をこの子に思い出として残してあげたいと考えた」と話していました。

熊野本宮大社の例大祭は、あさって(15日)の渡御祭(とぎょさい)まで続きます。

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