元妻ら資金詐取疑い不起訴「紀州のドン・ファン」

2022年04月09日 18時20分

事件・事故

「紀州(きしゅう)のドン・ファン」と呼ばれた田辺市の資産家の男性が不審死した事件に関連し、和歌山地検は、男性が経営していた会社の資金をだまし取ったとして書類送検された元妻らの詐欺の疑いついて、嫌疑不十分で不起訴としました。

和歌山地検は不起訴とした理由について「十分な証拠が認められなかった」としています。

この男性は、2018年に不審死した田辺市の資産家野崎幸助(のざき・こうすけ)さん当時77歳で、詐欺の疑いで書類送検されていたのは野崎さんを殺害したとして殺人などの罪で起訴された元妻の須藤早貴(すどう・さき)被告26歳と他の4人の合わせて5人です。

捜査関係者によりますと、他の4人は、野崎さんの不審死や遺産を巡る対応で須藤被告と契約を結んでいた弁護士3人と、野崎さんの経営する会社と契約関係にあった公認会計士です。

県警は先月(3月)、須藤被告らが2018年9月に野崎さんが経営していた会社の口座から須藤被告や弁護士ら複数の関係者名義の口座に合わせておよそ5000万円を送金してだまし取ったとして、詐欺の疑いで5人を書類送検していました。

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