海南市のサンコーが「緊急ミニトイレ」を交通安全啓発で配布

2022年04月09日 18時27分

イベント交通災害・防災社会経済

海南市の家庭用品メーカー・株式会社サンコーは、春の全国交通安全運動期間中のきょう(9日)渋滞中の車の中や災害時などに役立つ「緊急ミニトイレ」を配布する街頭啓発活動を行いました。

「緊急ミニトイレ」を受け取る父子(4月9日・海南nobinos)

サンコーでは、災害時や渋滞中の車の中など、トイレに不自由する場面を想定して「緊急ミニトイレ」を開発・販売しています。

縦27センチ、横13センチの大きめの封筒のようなポリエチレン袋の中に、紙おむつやペット用トイレなどで用いられる高分子吸水ポリマーがセットされていて、いざという時に、この中に用を足すことが出来ます。容量は500CCあり、高分子ポリマーの吸水力で漏れ出すことも無く、使い終われば袋ごと棄てる事が出来ます。

実物の展示

きょう午前11時から、海南市日方(ひかた)の「海南nobinos(ノビノス)」で行われた海南警察署の春の全国交通安全運動啓発イベントで、サンコーがブースを出展し、来場者に緊急ミニトイレを配布したほか、実際に水を吸わせて効果を確かめる実演も行われました。

幼子2人を連れた串本町(くしもとちょう)の30代の父親は「このようなグッズを初めて知りました。ドライブ中に子どもがトイレに行きたくなるのはよくあることなので、とても有難いです」と話していました。

実演のもよう

サンコー・SS部の畠山夏実(はたけやま・なつみ)課長は「大型連休などの渋滞時に、万一車内で催した時の助けになるとともに、ペットボトルに尿を入れて道路脇に棄てる事態を防ぐことで、交通事故防止にも繋がります」と話しています。

サンコーが消費者に行った調査では、運転中に子どもがトイレに行きたいと言い出して運転を急いだり、これが原因で事故が起きそうな危険を感じたと答えた人が多くいたということで、交通マナーの向上と事故防止に緊急ミニトイレを役立てたいとしています。

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