「近代版画」の展示開催中・県立近代美術館で

2022年04月16日 18時31分

教育歴史・文化

20世紀の西洋版画コレクションを中心に、モダン・プリンツ=近代版画の多様な側面を紹介する展覧会「モダン・プリンツ コレクションにみる世界の版画」が和歌山市の県立近代美術館で開かれています。

県立近代美術館は、和歌山が多くの版画家を輩出していることなどから、版画についての収集や調査研究に力を入れており、西日本で1番多く版画作品を収蔵している美術館だということです。

今回の展覧会では、県立近代美術館が収集している20世紀の西洋版画を中心に、日本の近代版画にも影響を与えたエドヴァルド・ムンクや西洋が日本の版画と出会った時代を代表するエミール・オルリクの作品、パブロ・ピカソの代表作など54人の作家による作品を通じて、近代版画を様々な側面から紹介しています。

県立近代美術館の青木(あおき・)加苗(かなえ)主査学芸員は「版画を通して、近代の美術を考えてみるということを楽しんでほしい」と話していました。

期間中の今月(4月)30日と来月(5月)15日・29日の午後2時からは、学芸員による展示解説が行われるほか、来月(5月)14日と15日の午前11時からは、小学生を対象にした作品鑑賞会「こども美術館部」も行われます。「こども美術館部」は事前の申し込みが必要です。

企画展「モダン・プリンツ コレクションにみる世界の版画」は6月26日まで、和歌山市の県立近代美術館で開かれていて、来月(5月)23日に一部展示替えが行われます。開館時間は午前9時30分から午後5時までです。

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