【新型コロナ】第6波・クラスター増加傾向も高齢者施設のワクチン3回目接種者の新規感染は減少傾向

2022年04月06日 14時44分

福祉・医療

新型コロナウイルスの感染第6波で、和歌山県内では、先月(3月)中旬以降、送別会や学校の部活での遠征、保育所や学童保育などでクラスターが増えています。

県の調べによりますと、先月14日以降、県内で発生した新型コロナウイルスのクラスターのうち、飲酒と飲食を伴う送別会などが7件・55人、学校の部活動や遠征などが5件・107人、保育所や学童保育などが8件・110人などとなっています。

一方、高齢者施設の利用者の感染者は、ことし(2022年)2月上旬以降、新型コロナワクチンの3回目の接種を済ませた人が増えるにつれ減少する傾向もみられ、2月6日で170人だった新規感染者が、13日には88人、20日は48人、27日は14人と減少が続き、先月(3月)13日には9人にまで減りました。

このような傾向を受け、県では、県民に対し、大人数や集団での会食を控えることや、基本的な感染予防対策を徹底すること、さらに、ワクチンの追加の接種を早く行うことを呼びかけています。

定例記者会見で県民に注意を呼びかける仁坂知事(4月6日・和歌山県庁)

ところで、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、若者のワクチン接種があまり進んでいない状況について「オミクロン株は重症化が少ないからワクチンを打たなくていいやとか、ファイザー製は副反応がキツいからやめとこう、といった心理が働いているのか、熱心では無い人が多いような印象があるが、ワクチン接種の効果や、他人へ感染させることを考えれば、若い人にもどんどん接種して欲しい」と呼びかけています。

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