【新型コロナ】新規感染141人 前週比増で上昇傾向
2022年04月04日 19時38分
和歌山県は、きょう(4/4)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに141人を確認したと発表しました。前の週に比べて感染者数の割合が増えていて、県内での感染者増加の傾向は続いています。
きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から60代までの男女141人で、きのう(4/3)より119人減りましたが、前の週の月曜日より20人増えました。
県内の累計の感染者数は、死亡した110人を含めて2万9254人となっています。
入院しているのは193人で、コロナ用病床の使用率は、32・3%、自宅やホテルで療養している人は1100人となっています。
直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が168・1人で、きのうより2・1ポイント上がり、先月(3月)27日から続く上昇傾向は、先月31日を除いて、きょうまで毎日、続いています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「先週から今週にかけては、ずっと上昇傾向にある」とした上で、若い世代は行動範囲が広く、県外に出かけて飲食したり、保護者として、子どもから感染するケースも多い」と指摘し、「さらなる感染拡大防止のため、基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。
きょう発表された感染者141人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が50人、田辺が28人、岩出が22人、湯浅が15人、御坊が11人、橋本が10人、海南と新宮が2人、県外が1人となっています。
また、きょう新たに2つのクラスターが発表されました。
280例目は、湯浅保健所管内の高校で、これまでに生徒5人の感染が確認されています。屋内でのスポーツを行う運動部の生徒が、先月(3月)27日から29日にかけて練習試合のため、県外へ遠征に出かけていたということで、県は、この遠征が感染拡大につながったとみています。
281例目のクラスターは、和歌山市にある建設関連の事業所で、同じ部署の6人の感染が確認されています。
また、きのう利用者に呼びかけるため、店名が公表された田辺市の飲食店「ドルフィン」で新たに1人の感染が判明してクラスターの人数が7人となるなど、すでに認定されている県内3つのクラスターで新たな感染者が確認されています。