子どもの虐待防止よびかけ 和歌山キワニスクラブ

2022年04月02日 18時42分

イベント社会福祉・医療

児童虐待の防止を訴える啓発活動がきょう(2日)、社会奉仕団体「和歌山キワニスクラブ」のメンバーらによって和歌山市のJR和歌山駅周辺で行われました。

これは、全国のキワニスクラブが地域で奉仕活動を行う日「キワニス・ワンデー」に合わせ、児童虐待防止活動の一つとして実施されたもので、今年で16回目になります。

きょう午前11時から開始した啓発活動は、和歌山キワニスクラブの会員や少年補導員、和歌山市立 日進(にっしん)中学校の生徒らなど、あわせておよそ50人が参加し、「子どもと家庭のテレフォン110番」などの連絡先を添えたポケットティッシュ1000個を駅やバスなどの利用者に配りました。

日進中学校の生徒会副会長・刀襧千宥(とね・ちひろ)さんは「自分たちは素敵な環境で育っているが、世の中には虐待を受けている子もたくさんいて複雑な気持ち。子どもから虐待防止を発信することで、多くの人の心に響いてほしい」と話していました。

和歌山キワニスクラブの辰田(たつた・)(ひと)()副会長は、「世の中が不景気だと児童虐待も増える。子どものみなさんが自分の未来に希望をもって生活できるよう、少しでも力になれたら」と話していました。

県では、子どもへの虐待を発見したり疑わしいと思うときは、児童相談所や福祉事務所、町村の児童相談の窓口等に通告・相談をしてほしいと呼びかけていて、相談や通告をした人が特定されないように配慮するほか、匿名でも問題ないということです。

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