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【新型コロナ】新規感染191人 和市から市外に拡大注意

2022年03月31日 18時54分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(3/31)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに191人を確認したと発表し、県内の累計の感染者数は、死亡した109人を含めて2万8347人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年3月31日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、幼児から70代までの191人で、きのう(3/30)より32人減り、前の週の木曜日より7人減りました。

きょう現在入院している人は137人で、コロナ用病床の使用率は22・2%、自宅やホテルで療養している人は894人となっています。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が131・1人で、きのうより0・8ポイント下がりました。

また、きょう発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が73人、岩出が32人、橋本が24人、田辺が23人、湯浅が14人、海南が9人、新宮が7人、御坊が5人、県外は4人となっていて、岩出が2週間ぶりに30人台となるなど、和歌山市の周辺地域で感染者数が増えていて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「和歌山市から徐々にそれ以外の県内の地域に感染が広がっていて、今後もさらに広がっていく」という見方を示した上で、「いまは春休み期間中で、小学校では、学童保育を除き感染は抑えられているが、中学生や高校生は、スポーツ関係の交わりや、飲食などの機会もあるので、感染予防対策の徹底は怠らずにおこなってほしい」と呼びかけました。

また、きょう新たに橋本保健所管内の保育所が271例目のクラスターと認定されました。これまでに園児と職員あわせて13人の感染が確認されていて、きょうから来月(4月)3日まで休園の措置がとられています。

また、すでに認定されたクラスターのうち、和歌山市の小学校で感染者の数が増えています。

ところで、和歌山県内でこれまでに感染が確認された人のうち、新たに4人が、より感染力の強いオミクロン株の変異種、BA・2に感染した疑いのあることがわかりました。

県によりますと、直近1週間程度の検査では、和歌山市で、新型コロナウイルスに感染した20人のうち10人がBA・2の疑いとなったのに対し、和歌山市以外の地域では、23人中4人で、県福祉保健部の野尻孝子技監は、「和歌山市の方がBA・2の疑いが多くなっているが、今後、それ以外の地域でも、疑いの数が増えてくるのではないか」と指摘しています。

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