IR誘致同意、尾花市長大きな責任を自覚と決意

2022年03月31日 18時53分

社会経済

和歌山県が和歌山市に誘致を進めているカジノを含むIR・統合型リゾート施設をめぐり、和歌山市議会が区域整備計画に同意したことを受け、和歌山市の尾花正啓市長は、「大きな責任と感じ身の引き締まる思いだ」と述べ、依存症対策の体制づくりや様々な効果が生み出せるよう県と協力していきたいとの考えを示しました。これはきょう(31日)尾花市長が定例の会見で記者の質問に答え明らかにしました。

尾花市長は市として誘致に同意したことをきょう(31日)書面で県に発送したことを明らかにしました。尾花市長は、県庁所在地の市で人口の減少が顕著であることなど半島に位置する和歌山市が置かれている現状を述べ、このまま手を打たないと、自治体としての存続や社会機能の維持ができないとの危惧を示しました。その上で、尾花市長は、若者の流出を抑えることやIRの誘致で様々な効果が生み出せるよう県と協議していきたいと述べました。また市としてギャンブル依存症対策への体制づくりなどについても独自に取り組みたいとの考えを示しました。

また尾花市長は国際会議の誘致などに力を入れるなどの効果を期待するとともに、カジノ以外の部分での収益性を高めることへの期待を寄せています。

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