【新型コロナ】県・PCR検査などの無料化期間を延長

2022年03月29日 12時32分

政治福祉・医療

国の新型コロナウイルスのワクチン検査・パッケージ制度の一環として、無料のPCR検査や抗原検査を行っている和歌山県は、国が制度の延長を決めたことに伴って、今月末(3月)までとしていた期限を、6月30日まで延長することになりました。

感染第6波を振り返る仁坂知事(3月29日・和歌山県庁)

県では、ワクチン検査パッケージや対象者全員検査制度にのっとり、去年(2021年)12月22日から今月末まで、2回目のワクチン接種が終わっていない人や、対象者全員検査の利用者に無料でPCR検査や抗原検査を行っていますが、国が制度の延長を決めたことから、期限を6月30日まで3か月間延長することを決めました。

ただし、対象が来月(4月)1日から変更され、3回目のワクチン接種が終わっていない人と対象者全員検査の利用者にとなり、原則、抗原検査のみに切り替わります。PCR検査については、10歳未満の子どもと、高齢者施設の入所者・入院者、それに面会者に限定されます。

あわせて、これまで感染拡大時に感染に不安を感じる県民を対象に行ってきた無料の検査については、期間を来月末まで1か月延長します。

ところで、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、感染が急拡大した第6波を振り返りながら、今後の県の感染防止対策について「第6波は、第5波までの我々の作戦が全く通用せず、全員入院による隔離が不可能となり、医療機関の協力と保健医療行政の努力で在宅医療患者のケアで何とか過ごしたが、今後、オミクロン株並みの高い感染力と、デルタ株並みの重症度を持った変異株が出てきたらどうしようかと思っている。いまのやり方を続けながら、ワクチン接種と経口薬で対処するしかない」と述べ、国に経口薬の承認を急ぐよう求めました。

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