【新型コロナ】新規感染121人 和市で感染右肩上がり傾向

2022年03月28日 19時35分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(3/28)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに121人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は、これで死亡した109人を含めて2万7701人となりました。

和歌山市で数値が右肩上がりの傾向を見せていることに言及する野尻技監(2022年3月28日)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90代までの121人で、きのう(3/27)より21人減り、前の週の月曜日より4人増えました。

きょう発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が52人、橋本が27人、田辺が11人、岩出が10人、御坊が7人、湯浅と新宮が4人ずつ、海南が3人で、県外は3人でした。

また、きょう現在入院している人は128人、コロナ用病床の使用率は20・8%で、自宅やホテルで療養している人は707人となっています。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が107・9人で、きのうより0・4ポイント上がって2日連続の上昇となったほか、保健所別では、和歌山市の数値が3日連続で上昇しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「和歌山市の数値が右肩上がりになっているので要注意と思っている。今週の状況をみて見極めたい」と指摘しました。

また、きょう新たに海南保健所管内のスナックが268例目となるクラスターと認定されました。感染確認された人の中に、このスナックの利用客がいたため、海南保健所が疫学調査を行ったところ、カラオケ設備のあるこのスナックで従業員と利用客あわせて11人の感染が確認されました。また、すでに認定されたクラスターのうち、岩出保健所のこども園と和歌山市の小学校で、感染者の数が増えています。

きょう確認されたクラスターを踏まえて県福祉保健部の野尻技監は、「長時間の飲食や飲酒、カラオケの利用は、リスクが高いことを理解して、大人数での飲食を避けてほしい。ワクチンを接種していると、発症しても症状が軽いので、のどの痛みなどの症状でも受診してほしい」と呼びかけました。

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