和歌山IR、大阪と連携も「競合」懸念に県回答

2022年03月26日 18時33分

社会経済

県が和歌山市に誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画案に対する意見公募結果がきのう(25日)公表されました。

大阪府と大阪市が誘致を進めるIR予定地と地理的に近く競合を懸念する意見に、県は「共存し、相乗効果を創出できる。必要に応じて連携・協力を検討する」と回答しています。

意見公募は先月(2月)9日から今月(3月)10日に実施、県によりますと、410人から計1356件の意見が寄せられ、賛成、反対の数は集計していないとしています。

県は回答で、シンガポールにある近距離の二つのIRを例に挙げ「相乗効果を発揮している」と説明し、都市型IRを掲げる大阪とリゾート型IRを掲げる和歌山は共存でき「和歌山は都市部にない観光資源や新たな魅力を発信する」としました。

大阪と和歌山のIR予定地は直線距離でおよそ58キロ離れ、ほぼ中間地点に関西空港が位置しています。

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