【新型コロナ】新規感染175人「入浴介護時にもマスクを」
2022年03月16日 21時29分
和歌山県は、きょう(3/16)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに175人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は、これで死亡した107人を含めて2万5947人となりました。
きょう新たに感染が確認されたのは、幼児から90代までの175人で、きのう(3/15)より24人減り、前の週の水曜日より29人減少しました。
きょう発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が80人、岩出が32人、橋本が21人、湯浅と田辺が10人ずつ、御坊が9人、新宮が7人、海南が4人で、県外は2人でした。
直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が141・8人で、きのうより3・2ポイント下がりました。
きょう現在入院している人は145人、コロナ用病床の使用率は23・5%で、自宅やホテルで療養している人は797人となっています。
また、きょう新たに2つのクラスターが県内で認定されました。255例目は、岩出保健所管内の障害者支援施設で、これまでに園児と職員あわせて10人の感染がわかっていて、今月(3月)16日まで休園の措置がとられています。256例目は、御坊保健所管内の通所介護事業所で、利用者と職員あわせて6人の感染が確認されていて、今月19日までデイサービスの事業を休止しています。入浴の介護を通して、職員から施設の利用者に感染したものとみられています。また、これまでに確認されたクラスターのうち、御坊保健所管内の介護老人保健施設など3つの施設で、感染者の数が増えています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「きょう発表した256例目のクラスターのように、入浴の介護をする際には、高温多湿の環境下で、マスクの確実な着用は難しいと思うが、最も適切な不織布のマスクだと、息苦しさを感じるなら、布製でもいいので着用してほしい。感染者数が下げ止まっているいま、再び感染を拡大させないよう、一人一人が感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけました。