【新型コロナ】新規感染199人「若者クラスター注意」

2022年03月15日 19時20分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(3/15)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに199人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は、これで死亡した107人を含めて2万5772人となりました。

記者会見で感染状況を発表する野尻技監(2022年3月15日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90代までの199人で、きのう(3/14)より41人増え、前の週の火曜日より4人減りました。

きょう発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市が92人、岩出が29人、橋本が25人、御坊が22人、田辺が12人、新宮が10人、湯浅が4人、海南が1人で、県外は4人でした。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が145人ちょうどで、きのうより0・4ポイント下がりました。

きょう現在入院している人は146人、コロナ用病床の使用率は23・7%で、自宅やホテルで療養している人は803人となっています。

また、きょう新たに2つのクラスターが県内で認定されました。253例目は、和歌山市の小学校で、同じクラスの児童9人の感染が確認されていて、今月(3月)16日まで学級閉鎖の措置がとられています。254例目は、この春、和歌山県内にある3つの高校を卒業した新宮保健所管内などに住む友人同士のグループで、今月上旬、数日間にわたって食事や外出、屋内でのスポーツなどを行っていました。これまでに新型コロナウイルスの感染が判明しているのは6人で、このほかにも少なくとも14人が感染したかどうかを検査中です。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「節目の季節を迎え、人の動きが活発になっているので、マスクを外しての会話や、送別会などの集団での飲食をやめていただきたいし、声を出す屋内のスポーツは、十分、留意しておこなってほしい。また、1年前の第4波でもあったように、十代の若者から、職場や高齢者へ感染が拡大する可能性があるので、254例目のクラスターは大いに教訓としてほしい」と呼びかけました。

なお、新型コロナウイルスの感染者が入院できる病床数について、和歌山県は、これまで630床としてきましたが、一般医療との両立をはかるため、きょうから14床減らして616床としています。

また、感染者が療養できる宿泊施設は、これまで県内に3つありましたが、4月以降は、2つとなります。

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