第56回「きのくに人材Uターンフェア」

2022年03月14日 18時02分

社会経済

来年(2023年)3月に大学や専門学校などを卒業する予定の学生らを対象にした企業説明会「きのくに人材Uターンフェア」が、きょう(14日)とあす(15日)の2日間、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれています。

人材Uターンフェアの会場(3月14日・和歌山市・グランヴィア和歌山)

これは、和歌山県や県・経営者協会などで構成する実行委員会が、県内企業へのUターンを促そうと、毎年、春と夏に開いているものです。

地域情報のフリーペーパーを発行する企業のブース

56回目となった今回のフェアには、県内の製造・販売、建設、サービス業など2日間で120社が参加し、担当者がリクルートスーツ姿の学生らに企業概要や福利厚生などを説明しています。会場では新型コロナの感染対策として、来場者全員にアルコール消毒と検温を義務づけ、企業のブースにはビニールカーテンが設置されています。

有田市(ありだし)在住の専門学校生で県内の建設業に就職を希望する女性は「CAD(キャド)の技術を活かせる地元の企業に行きたいです。都会でひとり暮らしをする方が不安が大きいです」と話していました。

競技用スポーツウェアを手掛けるニット業者のブース

出展した上富田町(かみとんだちょう)の競技用スポーツウェアを手掛けるメーカーの担当者は「世界的にも有名なアスリートが着用する最高品質のウェアを作る技術力を、多くの若者に知ってもらいたい」と話しています。

県・経営者協会の和田好史(わだ・よしふみ)事務局次長は「県内企業の採用意欲が、コロナ禍以前に近い水準まで戻ってきているように感じます。企業と若者とのマッチングをより進めたい」と話しています。

第56回きのくに人材Uターンフェアは、あす(15日)も、午後1時から5時まで、JR和歌山駅となりのホテル・グランヴィア和歌山で開かれます。

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