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シロウオの観光夜漁、幻想的な春の風物詩

2022年03月13日 16時54分

社会

湯浅町と広川町の間を流れる広川(ひろかわ)の河口付近で、昨夜(12日)、シロウオの観光夜漁(よるりょう)が行われ、見物客やカメラマンでにぎわいました。

シロウオの観光夜漁(12日)

日没が迫る午後6時、広川の両岸に、数メートル間隔で並んだ四つ手網(よつであみ)に灯りが灯され、あたりが暗くなるにつれ、水面や網が、光で浮かび上がりました。そんな中、漁師たちは、灯りを頼りに、シロウオを目視し、網を引き揚げては、ひしゃくですくい取っていました。

広川両岸でシロウオの観光夜漁(12日)

そして、近くの広橋や広川両岸の堤防には、幻想的な夜漁を見ようと見物客が集まり、カメラを構えるなどして、この日だけの春の宵のイベントを撮影していました。

広橋にカメラマンがズラリ(12日)

シロウオ漁は、この時期、産卵のために遡上する体長5センチ前後のシロウオを川岸に組んだ櫓(やぐら)の上から、漁師が1人で操る四角い網=四つ手網を使って、すくい取る江戸時代から続く伝統の漁で、今月(3月)下旬頃まで行われ、この地方の春の風物詩となっています。

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