災害対応の企業に感謝状 和歌山河川国道事務所

2022年03月12日 18時37分

災害・防災社会

去年、発生した豪雨災害や和歌山市の水管橋崩落事故に際して必要な復旧対応などに尽力したとして和歌山河川国道事務所はきのう(3/11)、9つの企業に対し、感謝状を贈呈しました。

感謝状贈呈の様子(2022年3月11日・和歌山河川国道事務所で)

和歌山市では、去年8月の豪雨で紀の川右岸ののり面が3ヶ所で崩れたため、出水期が終わる10月までの緊急対応として、普段取引のある建設会社に対し、ブルーシートをかぶせて土嚢で抑える仮復旧の処置を行うよう依頼したほか、去年10月に起きた水管橋の崩落事故では、近畿地方整備局管内から集めた給水できる散水車を活用して病院などに水を運ぶため、大型車を運転できる要員の確保を依頼しました。

和歌山市の和歌山河川国道事務所で行われた感謝状の贈呈式には、依頼を受けて緊急の業務を行った9つの業者が出席し、生田浩一(いくた・こういち)所長から感謝状を受け取りました。

この後、生田所長が挨拶し、「頻発化、激甚化する災害への対応や、地方自治体の支援に向けられる地域の期待はますます高まっていますが、こうした対応は、われわれ国交省だけでなく、建設業界のご協力があってこそ成し遂げられるものだと、あらためて今回のことを通じて実感しています」と述べ、今後も、引き続き協力を得られるよう求めました。

挨拶する生田所長

水管橋の崩落で、散水車を使って和歌山ろうさい病院に水を運んだ和歌山市に本社のある株式会社・東組(あずまぐみ)の担当者は、「感謝状をいただけたのは光栄なこと。いつ災害が起きるかわからないので、和歌山県にある会社として、役に立てる存在でありたいし、常に協力できる体制でいられるよう日々、努力していきたい」と話しました。

感謝状を手に記念撮影

この感謝状の贈呈式は、当初、1月に予定されていましたが、和歌山県にまん延防止等重点措置が出されたため、延期されていました。

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