【新型コロナ】新規感染199人「重症化恐れある人は入院を」

2022年03月11日 19時03分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(3/11)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに199人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は、これで死亡した106人を含めて2万5055人となりました。

3月11日現在の県内の感染状況を発表する野尻技監

きょう新たに感染が確認されたのは、幼児から90代までの199人で、きのう(3/10)より20人減り、前の週の金曜日より33人減少しました。

きょう発表された感染者の保健所別の内訳は、和歌山市が97人、橋本が39人、岩出が25人、新宮が12人、海南が8人、御坊が7人、田辺が6人、湯浅が5人でした。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が161・6人で、6日連続で減少しました。

きょう現在入院している人は170人、コロナ用病床の使用率は26・9%で、自宅やホテルで療養している人は861人となっています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「入院基準については、重症化リスクのある人や症状の強い人など、さほど変えていないが、自宅療養の希望が圧倒的に多くなっていて、病床の使用率が下がっている。自宅療養の人に留意してほしいのは、急速に悪化した時、すぐに投薬できず、治療が遅くなるほど治りにくく、後遺症が続く可能性もあること」と述べ、基礎疾患のある高齢者など、重症化リスクのある人は、極力、入院するよう呼びかけました。

また、きょう新たに4つのクラスターが県内で認定されました。246例目は、橋本保健所管内の高校で、生徒と職員あわせて15人の感染が確認されていて、きょうまで学年閉鎖の措置がとられています。247例目は、橋本保健所管内の中学校で、生徒17人が感染していて、きょうまで2つの学年が閉鎖されています。248例目は、和歌山市の保育所で、園児と職員あわせて13人の感染が確認されていて、今月16日まで休園となっています。また、249例目は、御坊保健所管内の介護老人保健施設で、これまでに入所者5人の感染が確認され、きのうから入所や通所など人の出入りをストップしています。

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