【新型コロナ】BA2疑いのある事例 和県内で初確認
2022年03月11日 19時05分
和歌山県は、きょう(3/11)、新型コロナウイルスの変異したオミクロン株、BA・2に感染した疑いのある事例が県内で初めて確認されたと発表しました。
県は、先月(2月)からクラスターで感染が確認された人や重症化した人などを対象にBA・2のスクリーニング検査を行っていて、これまでに実施した100人以上の中で、県内の20代と40代の男性あわせて2人にBA・2に感染した疑いのあることがわかりました。このうち、20代の男性は、酸素投与が必要な重症となりましたが、すでに退院しているほか、40代の男性については、ほぼ無症状だったということです。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「世界や国内の状況をみると、重症化するおそれはほぼ変わらないが、感染性については、BA・1より高くなり伝播力も強いと推定されている。このため、BA・1から2に置き換わって人の動きが早くなってくると、より広がってくる可能性があり、広がれば、第6波で経験したように、感染者が増え、重症化する人も増えてくる。人の動きが激しくなる3月を迎える中、感染の予防対策や3回目のワクチン接種が重要なポイントになる」と述べました。
県は、今後、2人の検体をゲノム解析し、BA・2かどうかを確定することにしています。