和工の生徒が明光商店街にチョークアート看板贈呈

2022年03月08日 20時17分

イベント教育社会経済

和歌山市の県立和歌山工業高校で産業デザインを学ぶ生徒たちが、チョークアートの技法を使って、和歌浦(わかうら)の明光(めいこう)商店街のお店のオリジナル看板をつくり、きょう(8日)それぞれの店主に贈呈しました。

看板の贈呈式後の記念撮影(3月8日・和歌山市和歌浦・明光商店街)

チョークアートとは、黒板に色鮮やかなオイルパステルでイラストや文字を描く美術表現で、店頭用の看板などとして日本やオーストラリアなどで人気を集めています。

和歌山工業高校の産業デザイン科では、今年度(2021年度)の2年生の課題授業の一環として、明光商店街の店舗のチョークアート看板づくりに取り組んでいて、去年(2021年)11月に続いて、きょう新たに4店舗の看板を贈呈しました。

霜降り牛肉とコロッケをデザインした精肉店の看板

贈呈されたのは、果物屋さんと、肉屋さん、陶器屋さん、本屋さんで、生徒らが去年11月からことし(2022年)1月にかけて、それぞれの店主らと打ち合わせをしながら作成しました。

早速看板の位置を相談する陶器店の店主ら

このうち、陶器店の看板は、店名とタヌキの置物やカップなどをデザインした、柔らかなタッチの作風で、店主と母親は「とてもかわいらしくて素敵な看板を作ってもらえて嬉しいです」と満足な様子で話し、早速、看板を飾る位置を相談していました。看板を作成した女子生徒は「私たちの作品を喜んで頂けてとても嬉しいです」と笑顔を見せていました。

和歌山工業高校・産業デザイン科長の児玉幸宗(こだま・ゆきむね)教諭は「学んだ事を学校の中で終わらせるのではなく、地域に活かすことで生徒の自己肯定感を高めていける」と話しています。

和歌山工業高校では、商店街側から要望があれば、今後もこの取り組みを続ける考えを示しています。

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