串本古座高校・仁坂知事「全国の宇宙少年よ来たれ」

2022年03月08日 11時16分

政治教育

串本町(くしもとちょう)の和歌山県立串本古座(くしもとこざ)高校に、再来年(2024年度)全国で初めて新設される「宇宙探求コース」について、 仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「全国の宇宙少年よ来たれ」と、応募を強く呼びかけました。

宇宙探求コースは、現在3学級ある普通科のうちの1学級を再編したもので、ロケットや衛星、宇宙データの活用、天文など、宇宙専門領域の入り口を学べるとしていて、宇宙教育の専門家や、串本町に設置される小型ロケット発射場の運営会社などの協力でカリキュラムが組まれる予定で、全国から入学希望者を募集します。

きょう開かれた2月定例県議会で、自民党県議団の佐藤武治(さとう・たけじ)議員が一般質問で今後の展望を仁坂知事に尋ね、仁坂知事は「数多くの科学技術分野を学ぶことで、どこかの領域に興味を持って伸びてもらいたい。若者が集まることで地域活性化にもつながる。全国の宇宙少年よ来たれ」と期待を込め、多くの応募を呼びかけました。

なお、串本古座高校に関しては、自民党県議団の山田正彦(やまだ・まさひこ)議員が、舞台芸術を通じた情操教育の重要性を訴え、芸術に特化したコースの新設を提言しました。

このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の鈴木德久(すずき・とくひさ)議員が光ファイバーの山間部の通信状況などについて、改新クラブの浦口高典(うらぐち・こうてん)議員が新しい産業を創出するための次世代医療研究センターの活用などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。

和歌山放送ラジオでは、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。

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