【新型コロナ】県内1人死亡 新規感染172人

2022年03月07日 19時09分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(3/7)、県内で新型コロナウイルスに感染した男性1人が死亡し、新たな感染者として172人を確認したと発表しました。これで、県内で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人は106人となり、死亡を含めた県内の累計感染者数は2万4230人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2022年3月7日・県庁記者会見室で)

県によりますと、死亡したのは、田辺保健所管内に住む90代の男性で、利用していた介護保険サービスの関連で新型コロナウイルスの感染者が出たため、接触者検診を受けて陽性が判明し、翌日の先月(2月)15日から入院して治療を受けていましたが、きのう、新型コロナウイルス感染症で死亡しました。男性には、複数の基礎疾患があり、ワクチンを接種していました。

一方、きょう和歌山県内で新たに感染が確認されたのは、乳児から90代までの172人で、きのうより49人少なく、前の週の月曜日より27人減りました。

感染が判明した172人の保健所別の内訳は、和歌山市が81人、橋本が30人、岩出が17人、田辺が16人、海南が13人、湯浅が6人、御坊と新宮が4人ずつで、県外が1人でした。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が183・4人で、きのう(3/6)より2・9ポイント下がりました。

現在入院している人は252人でコロナ用病床の使用率は38・8%、重症患者は25人で、このうち国の基準に相当する重症者は5人となっています。

自宅やホテルなどで療養している人は903人です。

また、きょうあらたに、県内2つの施設でクラスターが認定されました。238例目となる湯浅保健所管内の保育所では、これまでに職員と園児あわせて7人が感染していて、今月(3月)10日まで学級閉鎖の措置がとられています。239例目となる田辺保健所管内の通所介護施設では、利用者と職員あわせて8人が感染しています。また、すでにクラスターに認定された3ヶ所で新たな感染者が確認されました。

感染の現状について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「2月8日頃をピークに、直近1週間の人口10万人当たりの感染者数が減少しているものの、下がり方が非常に緩慢で、再拡大が起こりうると考えており、いまはできるだけ感染者数を減らしたい」と指摘した上で、「リスクの高い、飲食やカラオケななど集団で行う行動は危険だし、そういうリスクを伴う外出は引き続き控えてほしい。県外から帰省して感染が広がる可能性もあるので、症状があれば、すぐに医療機関を受診して検査をほしい」と呼びかけています。

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