春を告げる高野の火まつり、金剛峯寺、世界平和祈る

2022年03月06日 17時30分

歴史・文化

霊場・高野山に春の訪れを告げ、全国の霊場開きの合図となる恒例の「高野(こうや)の火まつり」が、きょう(6日)、高野町の高野山真言宗・総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)前の駐車場で開かれ、護摩木(ごまぎ)を焚き、人々の招福と厄除けを祈願する荘厳な「柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)」法会をおよそ800人の参詣客らが見守りました。

ほら貝が鳴り響き、四方に竹を立てて、上空を縄で囲んだ結界内に、山伏姿の僧侶らおよそ50人が登場、聖地に邪気が入らないよう斧(おの)や剣、弓矢で厳粛な儀式を行ったあと、ヒノキの枝葉で組んだ高さおよそ1・8メートル、直径およそ3メートルの護摩壇(ごまだん)に点火しました。

一斉に読経が始まり、太鼓と錫杖(しゃくじょう)が打ち鳴らされる中、山伏姿の僧侶らが白煙と炎を上げる護摩壇に願いごとが書かれた木札を次々に投げ入れ、新型コロナウイルスの終息や世界平和を祈っていました。

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