紀の川市の男性が架空請求で1300万円余の被害に
2022年03月06日 16時02分
紀の川市に住む60代の男性が、ネット通販会社などを名乗る架空請求で、1300万円あまりをだまし取られたことがわかりました。岩出警察署が特殊詐欺事件で捜査しています。
警察によりますと、去年(2021年)10月末頃男性の携帯電話に、ネット通販大手アマゾンのカスタマー・サービスを名乗って「至急連絡を」などのショートメールが届き連絡すると、「15万円の未払いがある」と電子マネーの購入を指示され、言われるままに電子マネーを購入しコードを知らせました。その後も男性のもとに、「インターネット・セキュリティセンター」を名乗る男の電話で「他にも未払いがある」「きちんと支払えばキャッシュバックがある」などと誘導され、先月(2月)7日までに33回、コンビニで電子マネーを購入するなどしてあわせて1355万円をだまし取られたということです。男性は相手と連絡が取れなくなったと、きのう(5日)警察に相談して特殊詐欺事件がわかりました。
警察によりますと、連絡が続けばさらに被害が拡大したおそれがあったということです。和歌山県警は、「キャッシュカードを渡して」や「保険料を還付する」、「電子マネーを買って番号を送って」などは、すべて詐欺だとして、警戒を呼びかけるとともに、通話料無料の特殊詐欺被害防止専用ダイヤル0120・508・078(これは・わなや)に、気軽に電話をして相談してほしいと話しています。