【新型コロナ】県内新規感染232人

2022年03月04日 19時51分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(3/4)、新型コロナウイルスの新たな感染者として県内で232人を確認したと発表し、これで、死亡した104人を含め、県内の累計の感染者数は2万3562人となりました。

県内の感染状況を発表する野尻技監(2022年3月4日・県庁記者会見室で)

きょう和歌山県内であらたに感染が確認されたのは、乳児から90代までの232人で、きのうより1人増え、前の週の金曜日より82人減りました。

保健所別の内訳は、和歌山市が96人、橋本が49人、岩出が31人、湯浅が15人、田辺が14人、御坊が11人、海南が10人、新宮が3人で、県外が3人でした。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が194人ちょうどとなり、ことし1月23日以来、40日ぶりに200人を切りました。

現在入院している人は295人でコロナ用病床の使用率は45・5%、重症患者は33人で、このうち国の基準に相当する重症者は5人となっています。

また、自宅やホテルなどで療養している人は1078人となっています。

このほか、きょうあらたに、県内2つの施設でクラスターが認定されました。235例目となる和歌山市の幼稚園では、これまでに園児と職員9人が感染していて、あす5日まで臨時休園の措置がとられています。236例目の橋本保健所管内の小学校では、児童8人が感染していて、きょうまでに学年閉鎖の措置がとられました。また、すでにクラスターに認定された6つの施設で新たな感染者が確認されました。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、県内の感染者数が緩やかに減少していることについて、「全国的には、感染者数が上昇傾向のところもあるので、注意深く観察する必要がある。まん延防止等重点措置が解除されても、人の動きが活発になる時期なので、リスクの高い行動は控え、感染予防対策を徹底してほしいし、3回目のワクチン接種もできるだけ受けてほしい」と呼びかけました。

また、野尻技監は、「きょう発表した感染者の中では、60代の男性が重症で入院しているが、きのう発症して急速に悪化し、救急搬送されている。最近、こうした事例が多いので、息苦しさなど、いつもと違う症状が現れたらすぐに保健所に連絡してほしい」と呼びかけました。

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