2月県議会・仁坂知事「ウクライナ侵攻は断じて許せない」
2022年03月04日 18時48分
和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、ロシアによるウクライナ侵攻で子どもを含む市民に多数の死傷者が出ていることについて「本当に心が痛む。いかなる理由があっても、これは国際秩序の根幹を揺るがす行為で、断じて許すことは出来ない」と述べました。
これは、きょう(4日)開かれた2月定例県議会で、共産党県議団の奥村規子(おくむら・のりこ)議員の一般質問に仁坂知事が答弁したものです。
また、ロシアのプーチン大統領が核兵器を含む抑止戦略の警戒レベル引き上げを命令したと伝えられたことについて、仁坂知事は「ウクライナだけでなく周辺諸国にも強い恐怖心を抱(いだ)かせるもので、厳しく非難されるべき」と指摘しました。
一方で、先月(2月)安倍元総理大臣が「核兵器の共同運用を議論すべき」と発言したことについては「非核三原則を堅持する政府の見解は理解しているが、国の独立と尊厳を守るためには、いくら自分たちだけで平和を唱えても、プーチン大統領のような人物や国家からの侵略は防げないから、他国から日本を攻めるのは難しい、割に合わないと思わせるような準備をきちんとしておくための議論は大事だ」と見解を述べました。
きょうは、自民党県議団の藤山将材(ふじやま・まさき)議員も一般質問に立ち、県の新政策や安全安心なインフラ整備などについて、県当局の考えを尋ねました。
和歌山放送ラジオでは、きょうの県議会のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。