紀の川市・291億円の新年度当初予算案

2022年03月05日 18時26分

政治社会

紀の川市は、きょう(4日)一般会計の総額で291億円あまりとなる新年度(2022年度)当初予算案を発表しました。

当初予算案を説明する岸本市長(3月4日・紀の川市役所)

当初予算案は、先月(2月)前の市長の死去に伴う市長選挙が行われたことから、義務的経費や継続的経費が中心の骨格予算となり、今年度(2021年度)の当初予算よりも1・5%少なく計上されています。

歳入は、市税や地方譲与税、法人事業税交付金などが増加しています。歳出は、上下水道の出資金のほか、消防施設や貴志川(きしがわ)支所の維持補修費などが増えています。

主な事業をみると、新型コロナワクチン接種事業に3億円あまり、紀の川沿いの体育館や多目的広場、プールなどに指定管理者制度を導入し、より質の高いスポーツ・健康づくりの拠点を形成する「スポーツパーク」の運営に9900万円、JAや市内のいちご農家と連携して新規就農者に栽培技術や農業経営などを教える「紀の川アグリカレッジ」の開講に799万円あまり、11月下旬に開業する予定のルートイングループのビジネスホテル建設に伴う奨励金として6千万円、国民健康保健加入者で生活習慣の改善を求められた市民へのスポーツジムの費用を補助する事業に300万円を計上しています。

このほか、京奈和関空(けいなわかんくう)連絡道路の整備促進事業や、高齢者や障害者に向けて職員が玄関先までゴミを戸別収集する事業、めっけもん広場や青洲の里(せいしゅうのさと)で、ちんどん屋さんの実演やガラガラ抽選会を行うことで、市内周遊観光を促進する取組みも行うとしています。

就任後初の予算編成となる岸本健(きしもと・たけし)市長は「新型コロナ対策と長期総合計画を着実に行うための予算で、今後、政策判断を踏まえて肉付け予算を編成する」と説明しています。

紀の川市の新年度当初予算案は、今月(3月)7日に開会する3月定例市議会で審議されます。

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