紀の川市・岸本新市長、初登庁「住んでよかったまち目指す」
2022年03月01日 18時59分
前の市長の死去に伴う紀の川市長選挙で初当選した岸本健(きしもと・たけし)市長が、きょう(3/1)、初めて登庁し、玄関前に集まった市民や職員を前に「住んで良かったと思える紀の川市を作っていきたい」と決意を語りました。
今回の紀の川市長選挙は、去年(2021年)12月に5選を果たしたばかりだった中村慎司(なかむら・しんじ)前市長が今年1月、病気のため死去したことに伴うもので、国会議員や県議会議員を経験してきた岸本市長が、前市長の後継として立候補し、1万8千票余りの得票で対立候補に大差をつけて初当選しました。
きょう午前8時半過ぎ、公用車で紀の川市西大井の市役所に到着した岸本市長は、市民や職員が拍手で迎える中、玄関前で職員から花束を受け取りました。
そして、集まった200人以上の市民や職員を前に、「重責を自覚し、亡くなられた中村市長の思いを胸に、住んでよかったと思える紀の川市を作っていきたい」と決意を語りました。
また、玄関ロビーで当選証書を受け取った岸本市長は、「紀の川市を見て回り、一部に利便性の悪い箇所がある道路網をはじめ、学校や農地、企業誘致のための土地など、あらゆるものをチェックしたい。国政や県政と違う新たなステージにのぞみ緊張しているが、必死になってがんばりたい」と抱負を語りました。
さらに市役所3階にある市長室のイスに座った岸本市長は、「がんばらんなんねえ」とあらためて話し、「キャラクターが違いすぎるので、まったく同じにはなれないが、目指すのは中村市長。僕なりに頑張りたい」と意気込みを語りました。
この後、岸本市長は、午前10時から初めての公務にのぞみ、10人余りの部長級の職員を前に訓示し、新たな市政をスタートさせました。