鉄道まるわかり「南海電気鉄道のすべて」刊行
2022年02月27日 16時09分
大阪の難波(なんば)を起点に和歌山市や高野山を結ぶ大手私鉄、「南海電鉄」を企業としても、鉄道としても網羅して紹介する一冊「南海電気鉄道のすべて」が、このほど刊行されました。
これは、「旅と鉄道」編集部の「鉄道まるわかり」シリーズ第15巻として刊行されたもので、企業、路線、駅、車両、歴史、魅力の6章で構成され、写真や地図なども多く使われて、分かりやすく解説されています。
南海電鉄グループの企業としての側面、路線ごとの役割や進化、車両の構造や色、こだわり、また、観光列車の「天空(てんくう)」と「めでたいでんしゃ」とともに、「こうや花(はな)鉄道」や「加太(かだ)さかな線」といった沿線とともに取り組む活性化事業も紹介されています。
さらに、戦後間もない頃の観光パンフレットや沿線案内が集められた巻頭特集のほか、現存する私鉄で最も古い140年の歩みや、プロ野球「南海ホークス」も紹介されるなど、読みごたえがある、楽しい1冊となっています。
「旅と鉄道」編集部編、「南海電気鉄道のすべて」は、A5版、160ページで、全国の書店やオンライン書店で、税込み2200円で販売されています。