【新型コロナ】2人死亡・あらたに314人感染

2022年02月25日 19時06分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(25日)県内で新型コロナウイルスに感染した男性2人が死亡したほか、新規感染者として314人を確認したと発表しました。これで県内の死者は100人、累計の感染者数は2万1770人となりました。

きょうの感染状況を発表する野尻技監(2月25日・和歌山県庁)

死亡したのは、海南保健所管内在住の70代の男性と橋本保健所管内在住の80代の男性です。

70代の男性は今月18日、自宅に停めてあった乗用車の中で倒れているところを知人が見つけ、医療機関に入院しICUで治療を受けていましたが、きのう(24日)の午後1時29分に、新型コロナウイルス感染症肺炎で死亡しました。

80代の男性は、クラスターとなった特別養護老人ホームの入所者で、今月14日に発症して19日に入院し、はじめ肺炎の症状はありませんでしたが、21日に肺炎を発症して、その他の疾患もあらわれ、きのう午後11時半に多疾患で死亡しました。新型コロナ感染が影響したとみられます。

死亡した2人には基礎疾患があり、ワクチンを2回接種していました。

一方、きょうあらたに感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの314人で、保健所別の内訳は、和歌山市が168人、橋本が51人、岩出が35人、湯浅が19人、海南と田辺がそれぞれ15人、新宮が3人となりました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が233・8人で、きのう(24日)より13・1ポイント減少しています。

現在入院している人は重症の7人を含めて303人で、コロナ用病床の使用率は48・1%、自宅やホテルなどで療養している人は1960人となっています。

また、きょうあらたに、県内2つの施設でクラスターが認定されました。220例目は和歌山市の特別養護老人ホームで、職員と入所者あわせて5人が感染しています。221例目は湯浅保健所管内のデイサービス施設で、利用者と職員らあわせて17人が感染しています。また、これまでクラスターに認定された6か所であらたに感染者が確認されています。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「高齢者の感染が急増し、とくに基礎疾患のある人の死亡が目立っているが、すぐに受診せず、症状が悪化して救急搬送してから初めて感染が分かるケースもある」と指摘し、あらためて早期の受診を呼びかけました。

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