御坊市・145億円の新年度当初予算案
2022年02月26日 18時23分
御坊市は、一般会計の総額で145億円あまりの新年度(2022年)当初予算案を発表しました。
新年度も新庁舎建設事業や新型コロナウイルス対策事業などが含まれ、当初予算規模は今年度(2021年度)と比べて13・6%、17億円あまり増えていて、140億円を超えるのは2004年度以来、18年ぶりとなります。国民健康保険特別会計や水道事業会計などを含めた総額は、今年度より8・8%増加し、230億円あまりとなっています。
主な事業は、来年(2023年)10月に完成予定の新庁舎建設事業の新年度分は21億円を計上し、本体工事やサイン整備などを行います。
新型コロナウイルスのワクチン接種事業には7千万円あまりを計上し、医療機関との協力体制を整備します。
また、自治体情報システムのデジタル化やICTの利活用推進には1826万円を計上し、3年後(2025年度)までにシステムを移行する準備や、マイナンバーカードを利用したオンライン手続きに対応するシステム構築を行います。
新規事業では、大規模災害後の事前復興計画の策定を2カ年で行い、初年度は700万円を計上しているほか、御坊の魅力発信のために地域資源を活かした新たなチャレンジに必要な経費の一部を補助する「まちづくりチャレンジ事業」に100万円、このほか、ひとり親家庭の自立支援や、学校へのICT支援員の派遣、地域おこし協力隊の設置などを行います。
また、75歳以上の高齢者や重度の障害者にタクシーなどのチケットを配布する事業や、野口(のぐち)オートキャンプ場の観光発信などにも引き続き取り組みます。
御坊市の三浦源吾(みうら・げんご)市長は「時代に即した事業を選定し、安全・安心のもと健康でいきいきと暮らせるまちを実現する」と説明しています。
新年度当初予算案は、来月(3月)4日に開会する3月定例市議会に提出される予定です。