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市民団体が県と和歌山市にIR反対の署名を提出

2022年02月24日 19時13分

政治社会

和歌山県による和歌山マリーナシティにカジノを含む統合型リゾート・IRの誘致に反対している市民団体が、きょう(24日)県と和歌山市に、改めてカジノ誘致に反対する市民の署名をそれぞれ提出しました。

IR誘致をめぐっては、県議会の特別委員会で資金調達の根拠の説明が不十分な点か指摘されたものの「4月の国への申請日程が決まっている」として、県民への説明会やパブリックコメント、公聴会の開催を容認したほか、和歌山市議会の臨時議会では、IRカジノ誘致の是非を問う住民投票を求める2万人あまりの市民の署名を受けて提出された住民投票条例案について「費用がかかり、意義が見いだしがたい」と尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が反対の意見を表明したのち、議員の反対多数で否決されました。

これらを受け、IR誘致に反対を表明している市民団体「ストップ!カジノ和歌山の会」は、新たに署名活動を行い、きょう、県と市にそれぞれおよそ3800人分の誘致反対の署名を提出しました。

ストップ!カジノ和歌山の会のメンバーは「国への認定申請ありきで突っ走るのをやめるべき。せめて、区域整備計画をまとめた上で県民への説明責任を果たして欲しい」と訴え、今後、県が行っているパブリックコメントや説明会、公聴会への参加や、街頭アピールなどで、市民に改めてIR誘致反対を訴えることにしています。

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