【新型コロナ】県内で新たに1人死亡 404人感染「脱水注意」
2022年02月23日 17時59分
和歌山県はきょう(2/23)、県内で新型コロナウイルスに感染した女性1人が死亡し、新規感染者として404人を確認したと発表しました。これで県内の死者は97人となり、累計の感染者数はこの97人を含めて2万1230人となりました。
死亡したのは、和歌山市に住む90代の女性で、今月8日に発症して陽性が判明し、かかりつけ医による抗ウイルス剤の投与を受けていましたが、今月18日に呼吸状態が悪化し、20日の夜には、酸素濃度が低下しました。このため、救急要請して入院し治療を受けていましたが、きょう死亡しました。死因は、腎臓の機能不全ですが、新型コロナウイルス感染症が影響したとみられます。女性には、複数の基礎疾患があり、ワクチン接種を一度も受けていませんでした。
一方、きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの404人で、きのうより78人増え、1週間前より2人増えました。
また直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が276・4人となり、きのうの数値より0・2ポイント高くなりました。
また、和歌山市のこども園が216例目のクラスターと認定され、きょうまでに職員と園児あわせて19人の感染が確認されているほか、すでに認定されている県内8つのクラスターで人数が増加しています。
県福祉保健部の野尻技監は「オミクロン株の感染者には、のどの痛みがひどく、水分や薬も飲めない症例が多い。脱水症状がより一層、病態を悪くするので、子どもや高齢者に限らず、すべての年代の人がこまめに水分をとってほしい」と呼びかけました。
新たに感染が判明した404人の保健所別の内訳は、和歌山市が267人、橋本が39人、岩出が37人、湯浅と田辺が17人ずつ、海南が15人、御坊が6人、新宮が4人で、県外が2人でした。
きょう現在、入院しているのは333人で、県内にあるコロナ用病床の使用率は52・9%となっています。
入院患者のうち、重症者は人工呼吸器を装着している重篤な4人を含めて42人、肺炎患者は92人となっています。
また、ホテルや自宅で療養している人は2242人となっています。