【新型コロナ】3回目のワクチン接種、島精機製作所で開始
2022年02月22日 18時33分
新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が和歌山県内でも始まる中、和歌山市の島精機製作所では、きょう(2/22)からすべての社員とその家族、協力会社や取引先などを対象にした職域接種が始まりました。
3回目のワクチン接種は、1回目と2回目に続き、職域単位でも行われていて、和歌山県内では、これまでに、和歌山県庁を含め民間企業や大学など6つの団体が接種の実施を国に申請しています。
このうち、県内に本社のある企業で唯一、職域接種を行う和歌山市坂田の島精機製作所では、会社の産業医1人に加えて、和歌山県医師会から医師1人、看護師3人の派遣を受け、モデルナ製ワクチンの接種体制を確保しました。
接種の対象は、島精機と関係会社の社員とその家族、それに協力関係会社や取引先の社員などおよそ2500人で、期間は、来月(3月)18日までの平日のみ18日間を予定しています。
接種会場は、島精機本社1階のハイビジョンホールで、初日のきょう、接種を希望する人が、受付を済ませたあと検温し、予診票の確認や医師による問診を経て接種を受け、15分程度、会場に待機して体調に変化がないか確認していました。
接種を受けた営業統括部の2人の男性社員は、「こうして会社で打てるのはありがたい。2回目のワクチン接種では、38度の発熱があったので、あす以降、また熱が出るかもしれませんが、ワクチンの効果に期待して受けました」「コロナ禍が始まってから一度も海外へ出かけられていないので、3回目の接種を機に、早ければ、5月頃には、出かけたい」と話していました。
職域接種を担当する島精機製作所・総務人事部 人事グループの池邉亮一(いけべ・りょういち)係長は、「先月から県内でもオミクロン株の感染が拡大する中、社員や取引先などの皆さんの不安をいち早く払しょくするとともに、事業活動を停止させないため実施しました。たくさんの人に接種を受けていただきたい」と話していました。