【新型コロナ】県内で新たに1人死亡 435人感染

2022年02月18日 18時50分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(2/18)、県内で新型コロナウイルスに感染した女性1人が死亡し、新規感染者として435人を確認したと発表しました。これで県内の死者は89人となり、累計の感染者数は死亡した89人を含め1万9610人となりました。

記者会見で感染状況を説明する野尻技監(2022年2月18日・県庁記者会見室で)

死亡したのは、クラスターが発生した特別養護老人ホームに入居していた和歌山市の90代の女性で、今月15日に発熱があり、翌日、新型コロナウイルスに感染していることがわかり、その日の午後、死亡しました。死因は、新型コロナウイルス感染症ですが、女性には基礎疾患があり、1ヶ月ほど前から食事の量が減り、衰弱していたということです。女性は2回のワクチン接種を受けていました。

一方、きょう新たに感染が確認されたのは、乳児を含む435人で、先週の金曜日より84人減りました。

保健所別の内訳は、和歌山市が230人、橋本が73人、岩出が58人、海南が22人、湯浅が19人、田辺が15人、御坊が8人、新宮がゼロで、県外が10人でした。新宮保健所管内で確認された感染者数がゼロとなるのは、先月21日以来、28日ぶりです。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が317・7人となり、1週間連続で減少していますが、橋本保健所管内は、535・4人で、過去最多となっています。

感染者数が1週間連続で減少傾向にあることについて、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「好ましい状況だが、保健所別では、過去最多となったところもあり、県内では、クラスターも発生している。県内での感染状況は、近隣の大阪府の影響を大きく受けているとみられるので、集団へのウイルスの持ち込みがあれば、いつ上昇するかわからない」と述べました。

きょう現在、入院しているのは348人で、県内にあるコロナ用病床の使用率は56%ちょうどとなっています。病床使用率が60%を切ったのは36日ぶりですが、県内にある21のコロナ患者の受け入れ病院のうち現在、3つの病院でクラスターが発生し、新たな患者を受け入れられない状況となっていて、実質的に使用できる病床が少なくなっています。

入院患者のうち、重症者は人工呼吸器を装着している重篤な3人を含めて43人、肺炎患者は110人となっています。また、ホテルや自宅で療養している人は3419人となっています。

クラスターは、きょう新たに県内2つの施設で認定されました。204例目は、橋本保健所管内のこども園でこれまでに確認された感染者数は園児14人、205例目は、和歌山市の病院で職員と入院患者をあわせて5人の感染がそれぞれ確認されています。また、すでに認定されているクラスターの人数も、13の施設で増加しています。

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