海南市新年度当初予算案 一般会計総額246億円

2022年02月17日 19時26分

政治社会経済

海南市はきょう(2/17)、総額246憶円余りとなる新年度(2022年度)の一般会計当初予算案を発表しました。

資料を示しながら予算案について説明する神出市長(2022年1月17日・海南市役所で)

海南市の新年度当初予算案は、道の駅の整備やJR海南駅付近の土地区画整理事業などで建設事業費が前の年度より44%増えることから、市長選挙のため骨格予算だった今年度の当初予算より20億円近く増えておよそ246億5千万円となっています。

主な事業としては、海南市下津町小南に建設中で、物販や飲食のほか、備蓄倉庫など防災機能も担い、来年秋のオープンを目指す「道の駅」整備事業に11億円余りを計上します。

また海南市では、今年度末の補正予算案とセットにした13ヶ月予算として進めている事業もあり、大規模災害時の活動拠点として活用できるよう池の一部を埋め立てて拡張・整備中の「仮称・中央防災公園」の造成工事などに当初予算案とあわせて2億6千万円あまり、公園内に建設予定の、海南市の歴史や文化、それに防災知識を学べる「仮称・体験学習施設」の実施設計費用としてあわせておよそ1500万円が計上されています。

ま海南市の東部地域を管轄する海南消防署東出張所の移転整備費として2700万円あまり、企業版ふるさと納税などで募った寄付金を活用して、鈴木姓のルーツとされる鈴木屋敷の復元に取り組む団体を支援する事業費として7千万円、新型コロナウイルス感染症対策では、医療機関にワクチン接種を委託するための費用5800万円余りをはじめ、学校の手洗い場を自動水洗化する事業やプレミアムクーポン券事業などが盛り込まれています。

新年度予算案を発表した神出政巳(じんで・まさみ)市長は、「海南市の新たなシンボルとなる中央防災公園や道の駅の整備など重点施策に集中的に投資するとともに、人口減少などの問題に対応するため、住み続けたいと思える、安心・安全で、魅力あるまちづくに資する事業に、重点配分した」と述べました。

海南市の新年度一般会計当初予算案は、今月(2月)24日に開会する2月定例市議会に提案されます。

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