県・143億円増額の2月補正予算案
2022年02月15日 18時49分
和歌山県は、新型コロナウイルスの感染急拡大で、ことし(2022年)1月14日の事業開始を延期している県民向けの旅行補助事業「わかやまリフレッシュプランS(エス)」を再開する際、土産物店などで利用できるクーポンをつける費用などとして、一般会計でおよそ143億円を増額する2月補正予算案を、今月(2月)22日に開会する2月定例県議会に提出します。
主な事業は、新型コロナウイルスの影響で失業し正規雇用を希望する人への研修を行う再就職支援事業に8142万円あまり、「和歌山リフレッシュプランS」に土産物店などで利用できるクーポンをつける費用として11億5300万円あまり、国の補助を活用した「和歌山県版GoToトラベル」の事業費に68億円あまり、新型コロナの影響で発注が減少している障害者向け事業所への支援に540万円、県立学校や公立・私立の幼稚園での感染防止対策費用に1億4660万円などが盛り込まれています。
県の2月補正予算案では、前の年度の剰余金などで県債134億円の繰り上げ償還を行っているほか、国からの補助や事業の実績見込みの減少を差し引いて、およそ143億円が一般会計で増額補正されています。
なお、去年12月の国の補助金の追加配分に伴う「わかやまリフレッシュプランS」の販売事業費10億5270万円と、今月5日から始まったまん延防止等重点措置に伴い、県内全域の飲食店などに支給される時短営業の協力金56億2千万円あまりの補正予算2件については、緊急を要するとして、県議会の議決を省略する知事専決処分として報告されます。