【新型コロナ】高齢者3人死亡・あらたに426人感染

2022年02月13日 17時58分

社会福祉・医療

和歌山県は、きょう(13日)までに、県内で新型コロナウイルスに感染した男性2人と女性1人のあわせて3人が死亡したほか、新規感染者として426人を確認したと発表しました。これで県内の死者は81人、累計の感染者数は1万7522人となりました。

感染状況を発表する野尻技監(2月13日・和歌山県庁)

死亡した3人のうち、和歌山市の90代の男性と和歌山市の90代の女性は、いずれもクラスターとなった老人ホームの入所者で、男女とも今月(2月)3日に陽性が確認されたあと症状が悪化し、10日に新型コロナウイルス感染症で死亡しました。2人とも基礎疾患があり、ワクチンを2回接種していました。

橋本保健所管内の80代の男性はクラスターが発生した医療機関に入院していて、今月10日に陽性が確認され、翌11日に悪化し、きのう(12日)死亡しました。呼吸器疾患が新型コロナの感染で悪化したとみられ、県内での感染第6波の死者は19人目となりました。

一方、きょうあらたに感染が確認されたのは、乳児から90歳代までの426人で、保健所別の内訳は、和歌山市が201人、橋本が75人、岩出が47人、田辺が27人、湯浅が29人、海南が26人、御坊が14人、新宮が6人などとなりました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が364・6人で、おととい(11日)から3日連続で減少しています。

保健所別では、和歌山市が501・4人、橋本で446人、湯浅で331・5人など、橋本と湯浅では過去最多を更新しました。

現在入院している人は重症の2人を含めて393人で、コロナ用病床の使用率は63%ちょうど、自宅やホテルなどで療養している人は3662人となっています。

また、きょうあらたに、県内3つの施設でクラスターが認定され、あわせて187例となりました。185例目は、御坊保健所管内の国の出先機関で、職員7人の感染が確認されていますが、窓口業務などはない職場だということです。186例目は、田辺保健所管内のデイサービス施設で職員と利用者7人の感染が確認され、今月19日までデイサービスを休止しています。187例目は、和歌山市のデイサービス施設で職員と利用者12人の感染が確認され、今月17日までデイサービスを休止しています。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「県全体の人口10万人あたりの感染者数は減少傾向にあるが、和歌山市の中心部から郊外、また大阪との行き来が多い橋本保健所管内では、再び感染爆発するおそれがある。とくに高齢者施設の職員の感染が多く、1人1人の感染予防対策を徹底するとともに、症状が出てからの受診を速やかにしてもらいたい」と呼びかけました。

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