【新型コロナ】県内感染421人、4人死亡

2022年02月12日 18時36分

福祉・医療

和歌山県はきょう(12日)、県内で乳児から90代までの男女421人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

前の週の土曜日より感染者は131人減りました。

また、きょう(12日)までに新たに80代の男女4人が新たに死亡したことを発表しました。

1日に4人の死亡確認は去年5月3日以来で、県内最多タイです。

亡くなった人のうち和歌山市内の特別養護老人ホームに入居していた80代の男性は、2月5日に抗原検査で陽性が確認されましたが、その後容体が急変しておととい(10日)午前、施設で亡くなりました。

この男性は基礎疾患があり、容体が急変しましたが、対応する病床が満床で入院治療ができませんでした。

新たなクラスターは4件で、和歌山市内の介護老人施設で10人、和歌山市内の高校の体育館で体育の授業を受けた高校生20人、湯浅保健所管内の障害者支援施設で利用者が12人、湯浅保健所管内の特別養護老人ホームで7人となっていて、県内のクラスターは184件になりました。

保健所管内別感染者数は、和歌山市が194人、橋本が58人、岩出が55人、湯浅が34人、田辺が30人、海南が19人、御坊が18人、新宮が11人、県外が2人です。

人口10万人当たりの感染者は県全体で367・4人、和歌山市が507人です。特に湯浅保健所管内は、302・9人で過去最高でした。

県福祉保健部の野尻孝子技監は「症状が出て1週間くらいして容体が悪化して救急搬送されるケースが増えている。症状が出たら、コロナを疑ってすぐ受診し、医師に検査を求めて欲しい」と早期の受診を呼びかけています。

県内の感染状況を発表する野尻技監(2022年2月12日・県庁記者会見室で)

また深夜未明など時間外での救急対応にも限界があることも強調していて、早めの受診を呼びかけています。

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