企画展「20世紀からのおみやげ。」開催中

2022年02月12日 18時35分

イベント歴史・文化

近代・現代美術の楽しさを紹介する企画展「20世紀からおみやげ。」が和歌山市の県立近代美術館で開催されています。

会場入り口

20世紀の100年間には、2度の世界大戦があったほか、19世紀の産業革命でなされた多くの発明が普及、発展するなど、かつてない速さで多くの変化が起きました。

こうした変化は美術にも反映されているということで、企画展では、作品に反映された100年の歴史や、新しい技術が表現にもたらした変化などを11の視点にわけ、和歌山に関わりのある画家を中心に、42人の作家による120点の作品が展示されています。

中西夏之作「コンパクト・オブジェ(卵)」

会場には、中西夏之(なかにし・なつゆき)がポリエステル樹脂などを使って制作した、卵型のオブジェの中に黒電話のダイヤルや靴の破片などを詰め込んだタイムカプセルのような作品など、様々な技法や材質で制作された作品が展示されていて、食い入るように作品を見る来場者の姿が見られました。

椅子に座りながらじっくり作品を鑑賞する来場者

県立近代美術館の藤本(ふじもと・)真名(まな)()学芸員は「美術を通して20世紀を振り返ってもらい、時代の変化を感じ取っていただけたら」と話していました。

この企画展は来月(3月)27日まで和歌山市の県立近代美術館で開かれています。開館時間は 午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで)です。

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