年末年始の観光客・昨年度を上回るもコロナ禍以前の水準には回復せず

2022年02月10日 16時16分

政治社会経済

和歌山県は、県内の主要な観光地7か所での年末年始の来客状況を発表し、宿泊客・日帰り客ともに、前の年度を上回りましたが、新型コロナ禍直前の2019度の水準には届きませんでした。

県では、去年(2021年)12月30日からことし(2022年)1月3日にかけて、主要な観光地のある和歌山市・高野町・田辺市の龍神村(りゅうじんむら)と本宮町(ほんぐうちょう)・白浜町・那智勝浦町(なちかつうらちょう)・串本町(くしもとちょう)を訪れた日帰り客と宿泊客の状況を調査しました。

その結果、7か所をあわせた宿泊客は9万6千人あまり、日帰り客は89万人あまりとなり、いずれも新型コロナの感染拡大が深刻だった前の年度(2020年度)の年末年始を上回りました。ただし、コロナ禍直前の2019年度と比べると、日帰り客は6割強、宿泊客は9割程度にとどまりました。

調査を行った県・観光振興課では「今年度の年末年始は、県民向けの県内旅行割引事業『わかやまリフレッシュプラン』や各種イベントに加え、天候にも恵まれたうえ、感染状況も落ち着いていたので、感染拡大で国のGoToトラベル事業が全国で一斉に停止されたことで観光客が減った昨年度よりも、観光客が増えた」と分析しています。

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