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【新型コロナ】県内496人感染 第六波で1万人超

2022年02月09日 19時42分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(2/9)、新型コロナウイルスの新規感染者として県内で新たに496人を確認したと発表しました。県内の累計の感染者数は死亡した73人を含め1万5609人となり、先月(1月)4日以降の第六波だけで感染者数が1万人を超えました。

記者会見で感染者数を発表する野尻技監(2022年2月9日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から90代までの496人で、保健所別の内訳は、和歌山市が229人、橋本が62人、岩出が58人、湯浅が40人、田辺が32人、海南が31人、御坊が29人、新宮が14人、県外が1人で、橋本、湯浅、御坊の保健所管内で過去最多となりました。

また、直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が375・7人となったほか、保健所別では、きのうに続いて、橋本、湯浅、御坊、田辺、新宮の保健所管内で過去最多を更新しました。

きょう現在、入院しているのは391人で、県内にあるコロナ用病床の使用率は、きのうよりやや下がって61・9%、一方、入院患者のうち、重症者は人工呼吸器を装着した重篤な2人を含めて56人となり、きのうより10人増えています。重症者を年代別にみると、10歳未満の子どもが1人いるほかは、50代から100歳代で、基礎疾患のある80代以上の人が多くを占めているということです。

ホテルや自宅で療養している人は、きのうよりおよそ60人減って3809人となっています。

また、きょう新たに県内3つの高齢者施設でクラスターが認定されました。171例目は、和歌山市の介護老人保健施設で、これまでに感染が確認されたのは、職員と入所者あわせて12人、172例目は、新宮保健所管内の特別養護老人ホームで、職員と入所者あわせて6人、173例目は、湯浅保健所管内のサービス付き高齢者向け住宅で、これまでに入居者5人の感染が確認されています。また、すでにクラスターに認定されている15の施設でも感染者が増加しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「高齢者施設での感染拡大がとまらない中で、重症者が増え、救急要請が増えている。基礎疾患のある人の中でも、糖尿病や呼吸器疾患、人工透析を受けている人や免疫抑制剤を使用中の人は、特に家族も含めて感染予防対策を徹底してほしい」と呼びかけました。

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