【新型コロナ】90代女性1人死亡、あらたに452人確認

2022年02月06日 17時40分

福祉・医療

和歌山県は、きょう(6日)県内で新型コロナウイルスに感染した女性1人が死亡し、新規感染者として452人を確認したと発表しました。これで県内の死者は70人、累計の感染者数は1万4154人となりました。

きょうの感染状況を発表する野尻技監(2月6日・和歌山県庁)

県・健康推進課によりますと、死亡したのは、クラスターとなった高齢者施設に入所していた和歌山市在住の90代の女性1人で、先月(1月)27日に感染が確認され、おととい(4日)医療機関に入院しましたが、肺炎の症状が悪化し、きょう午前3時、新型コロナウイルス感染症のため死亡しました。女性はワクチンを2回接種していて、複数の基礎疾患がありました。

一方、きょうあらたに感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの452人で、保健所別の内訳は、和歌山市が221人、岩出が62人、橋本が56人、海南が35人、田辺が27人、御坊が26人、新宮が15人、湯浅が9人、県外が1人となりました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が369・2人、保健所別では、和歌山市が541・8人、岩出で369・8人、海南で369・2人、御坊で231人、新宮で150・6人となるなど、海南、御坊、新宮の3つの保健所管内で過去最多を更新しました。

きょう現在、入院している人は397人で、県内にあるコロナ用病床の使用率はやや下がって62・7%、入院患者のうち、重症者は人工呼吸器を装着している重篤な2人を含めて36人となっています。

一方、ホテルや自宅で療養している人は3991人にのぼっています。

また、きょうあらたに、県内3つの施設でクラスター(集団感染)が認定されました。160例目は、海南市北赤坂(きたあかさか)の認定こども園「五月山(さつきやま)こども園」で園児7人の感染が確認され、現在、休園となっています。161例目は、橋本市高野口町(こうやぐちちょう)の特別養護老人ホーム「さくら苑」で、職員と入所者9人の感染が確認されています。162例目は和歌山市加納(かのう)のサービス付き高齢者住宅「そうせい松島」で、職員と利用者8人の感染が確認されています。

また、すでに認定されているクラスターの人数も、上富田町(かみとんだちょう)の「南紀あけぼの園」であらたに8人増えて15人となるなど、あわせて9つの施設で増加しています。

県・福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「施設関連のクラスター発生が連日続いていて、大変危惧している。特に基礎疾患のある高齢者は重症化して亡くなるケースが次々と出てくることが予想されるので、1人1人の感染予防対策を徹底して欲しい」と呼びかけました。

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