【新型コロナ】県内感染552人 クラスター2件

2022年02月05日 18時28分

福祉・医療

和歌山県はきょう(2/5)、県内で新型コロナウイルスの新規感染者として552人を確認したと発表しました。これで県内の累計感染者数は、死亡した69人を含めて1万3702人となりました。

感染者数などを発表する野尻技監(2022年2月5日・県庁記者会見室で)

きょう感染が確認されたのは、乳児から100歳代までの552人で、保健所別の内訳は、和歌山市が316人、岩出が55人、橋本が50人、海南と田辺が32人、湯浅が29人、御坊が18人、新宮が16人、県外が4人で、湯浅保健所管内で過去最多となりました。

また、直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が371・2人で過去2番目、保健所別では、橋本保健所管内で381・6人となるなど海南、橋本、湯浅、御坊、新宮の5つの保健所管内で過去最多を更新しました。

きょう現在、入院している人は408人で、県内にあるコロナ用病床の使用率はやや上がって64・5%、入院患者のうち、重症者は、人工呼吸器の重篤な1人を含めて37人となり、きのうより5人増えています。

一方、ホテルや自宅で療養している人は、4千人を超えて4117人にのぼっています。

また、クラスターはきょう、県内2つの施設で新たに認定されました。

158例目のクラスターは、橋本市のサービス付高齢者住宅「ごもうのいえ」で、これまでに職員と入居者あわせて12人の感染が確認されています。

159例目は、上富田町の生活介護障害者支援施設「南紀あけぼの園の成人棟」で、これまでに利用者と職員あわせて7人の感染が確認されています。

また、すでに認定されているクラスターの人数も、新宮市の特別養護老人ホーム「熊野川園」で新たに1人増えて12人となるなど、あわせて7つの施設で増加しています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「きょうから適用された、まん延防止等重点措置は、危機感を持ってもらうきっかけになると思うが、いま起きているのは、市中感染と施設内の感染。基礎疾患のある高齢者が重症化する例が多く、それを受けて、医療や病床、救急医療に大きな影響が出ている」と指摘した上で、医療機関や高齢者、障害者の施設に関わる人達に対し、「軽微な症状でも勤務せず、検査に行き、感染予防を徹底してほしい」と呼びかけました。

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